藤野リュージュ競技場

札幌市藤野リュージュ競技場は、1972年の札幌オリンピック開催に伴い造成された手稲山コースが、海岸に近いため大雪となるおそれがあり、降水量の少ない藤野に予備コースとして造成されたもので、1970年12月に完成しました。(手稲山のコースはオリンピック終了後解体され現在は残っていません)
全長1,000m、高低差100.4mのコースとして使用していましたが、1992年に開催された世界ジュニア選手権大会を開催するにあたり大改修工事を行い全長900mとしました。その後も札幌市の協力により補修を繰り返して大切に使用していましたが、現在は老朽化が激しいために滑走できる距離が短くなっています。






























札幌市藤野リュージュ競技場

 

 

 

 

札幌市南区藤野473番地1 https://goo.gl/maps/17yKdHeDoNfPzGEe8
札幌市藤野野外スポーツ交流施設
(フッズスノーエリア内)
「Fu's」のホームページもご覧下さい。
 https://www.fujino-yagai-sports.jp/


リュージュ競技場の造成

藤野リュージュ競技場は天然コースと言って、造成には氷のブロック(30㎝×20㎝×13㎝)と雪と水を混ぜた「雪しぶ」を使用しています。それらをコンクリートの土台に貼り付けて作っていて、大変手間と人手が必要な作業を経て完成させています。現在のオリンピックで使用するコースは藤野の天然コースとは異なり、人工凍結コースといってコンクリートで出来たコース自体を機械で冷やして、そこに霧状の水を吹きかけて凍らせる方式で、表面が滑らかなコースができるようになっています。